高性能エンジンほど高い粘度を要求する?

むかしから高性能エンジンほど15W-50や20W60など、俗にいう硬しヽ粘度のエンジンオイルを使用するべきといわれているが、その理由|ましヽつたいどこにあるのだろうか?

【高い粘度のオイルならば油膜やせん断性が保持できる】

むかしからターボ車などの高性能エンジンには硬めのオイルを推奨するといわれてきたのたしかに高性能エンジンでのハードなドライブ、たとえば峠を攻めて走ったリサーキットなどでスポーツ走行するなど、限界性能を使って走行する場合にはエンジンが高温になるので、それにつられて油温が120℃に達するくらい高くなる。

よって、油膜保持やせん断性などのエンジンオイル性能の観点かるみても、粘度の高いエンジオイルを使用したはう適切。また粘度が高い方が、エンジンパーツに付着して流れにくいため、エンジンが動いていないときにもエンジンパーツの表面に油膜を形成するので、多少エンジンを保護することができる。

そういう理由で、高性能エンジンほど高い粘度のエンジンオイルを使用するべきだといわれてきたのである。最近でもトヨタの2JZエンジンやニッサンのRBエンジンなどを積むクルマには、高い粘度のエンジンオイルをすすめる専門家が多い。つまリエンジンルームに熱がこもりやすいものは、高い粘度のものがよい。

高い粘度のエンジンオイルはこんなメリットが存在する】

油膜保持やせん断性などの役割以外にも、高い粘度のエンジンオイルを使用することにより、シール性やオイルもれを緩和することができるというメリットもある。なぜなら高い粘度のエンジンオイルは、低粘度のエンジンオイルよりも液体として粘性が高い。 つまり同じ温度においては、低粘度のエンジンオイルがサラサラしているのに対して、高い粘度のエンジンオイルはネバネバしている。

そのため少々疲れてきたエンジンにとつては、オイルの粘性でエンジンパーツとエンジンパーツのクリアランス、たとえばピストンシリンダーとビストンの間やカムシャフトとジヤーナルとの隙間などに高い粘度のエンジンオイルが入り込むことで密着性や潤滑性などを保つことが可能になり、ある程度ごまかせる。

また、低粘度のエンジンオイルよりも高い粘度のエンジンオイルは、流動性が遅くて浸透性もゆるやかなため、ヘッドカバーやシリンダー、オイルバンの隙問からエンジンオイルがもれるのを緩和することが可能。だから鋳物でつくっている高性能エンジンと相性がよいのだ。ただし燃費やアクセルのレスポンスなどの性能を求めるならば、高い粘度のエンジンオイルを使用するよりも、低粘度のエンジンオイルのほうがよい。

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